rouge
存外早く来た一滴の感情漏洩
鎖状 dorwned
生来 甘くビター
存在すら忘れそうな位 透ける 色水
反芻ばっかじゃ 満たせない
意味削がれても気づけず 濁ってゆくだけ
「幸福だった」に乱されて
赤い糸絡める 愛おしさ 争う夜
白雪 身を焦がした 貴方を待っていた
案外 正しい嘘で
sos ほら 貴方が微熱だから
三等星描いて 指先で
夜光塗料の助けで探して
シルバーリング 南天に光を伸ばして
家族旅行で来たような気がして
海岸に埋まる 醜さ 曝け出した
ポートレート
分け合った命の残像も
脱ぎ捨てた気でいた愛してるも
月明かりの下で白日に晒して
雪が降る頃 星を繋いだ
白雪 身を委ねた 心を待っていた
l kow l kow 優しい嘘ね
一生 枯れない花束 秘密だから
三等星描いてよ
白雪 身を焦がした 貴方を待っていた
案外 正しい嘘で
sos ほら 貴方が微熱だから
三等星描いて 指先で
juicebox
掠れた声で唱える 明け方の残響
歪に傾いた背中が流した涙はコバルトブルーに染まってた
隠れたのは探して欲しいから 空芝居 続けたアクター
謳歌しじまウォッカ ウォーターで割って
端ないばかりを繰り替えす
貴方と同じ色のシャツ 解れ直さないままで
貴方と同じ意味の春 甘い果実 私、無駄使い好きみたい
もう何も聞か無いよ 聞か無いよ
離してフォスター 味の付いた言葉返されるなら
知らないよ 知らないよ
笑ってフォスター
ぎゅっと潰した毎日を 氷雨で冷まして
嗄れた声で唱える 朝焼けの本当
微熱に映り込む 笑顔が流した涙は
グレープジュースに変わってた
離したのは忘れて欲しいから まやかしに焼かれたドクター
装填した バレット8 飲み込んで
また終わりの真似をして遊ぶ
貴方と違う帰路に着く 痛み残さないままで
貴方と違うとこばかり目に付く 摘み取る 若く苦い果実の種
いらないよ いらないよ
壊して フォスター 甘く濁った水が
愛されるなら
言わ無いと分かんないよ
溶かして フォスター
ずっと 拒んだ左手を 悪戯に連れて
何度寝返りを打っても孤独の鼓動はドクドク止まんないし
眼に余るほどの酩酊姿に重ねたキャメルうんざり夜咄
塞いだサイダーにライダー 吐き出した心臓 -4℃の輝き
「あ、でも」型落ち お別れが嫌だから 会いたく無いな
左目から流れる甘い感情 juice Box
もう何も見えないよ 見えないよ
離れた ファクター 甘く濁った祈り
飲み込めるなら
いらないと 言わないと
光をどうか ぎゅっと抱きしめた 愛してるを
聞か無いよ 聞か無いよ
離してフォスター 味の付いた言葉 返されるなら
知らないよ 知らないよ
笑って フォスター
ぎゅっと搾った 毎日を氷雨で冷まして
atman.re
きっと誰かが祈るから
仏のまんま 寡黙なまんま 阿弥陀の涙の下で 僧にでもなって
誰かが奪うから 子供のまんま 愛想笑い浮かべて 貴方のお下がりを 随に
大嫌いなマンデーも 大好きなサンデーも 夜に感けて 雨に甘えて
思い出に浸る暇も無く 擦れ違った明日が匂い立つ
固まって思う様に生きられない 「生きられないよ」って嘆く夜
交わって心まで食べられない 食べられない様に隠してね
きっと誰かが暴くから 戯けたまんま 素朴なまんま 明日の怠惰の下 布団に包まって
誰かが零すから 逸れたまんま 薄ら笑い浮かべて ねえ お代わりを頂戴
はって 思うように息でき無い 「息でき無いよ」って嘆く冬
悴んで 心まで破られない 破られない様に熔かしてね
いい顔ばっかで嫌になるな? 何一つ心明かさ無いまま
大切なセピアを抱きしめて
来世でお会いしたら その時はどうか 覚えてて
待って思うように生きられない 「生きられないよ」って嘆く夜
恥かいて心まで壊され無い 壊され無いように隠して 隠して
何で思うように生きられない 「生きられないの」って嘆く冬
間違った事にして騙され無い 騙され無いように探して欲しいだけ
百夜通い
簡単だって笑えないよ
明日の約束に指は切れないし遺体が崩れた
月光に反射した声 鈍い音立てて殴り倒した 私
1LDK唯一人 帰りたいだなんてまた赤い嘘吐いて
鼻腔が告げた最後の貴方を 味しめて落ちる
九十九の夜
大体何で笑いたいの? 隠す表情の意味も知れないし
「痛い」が溢れた電光に投写した声 残り僅かな時間を貴方と
高級ホテルに泊まりたい また今度なんて
赤い嘘を吐いて 蝕まれてく翠を見透かした
幽玄(ゆうげん)に灯火した人生の灯も
簡単に消えてしまうのなら
ねぇ 本当に言葉だけしかくれないの?
お門違いな涙を流す 僕だけが置いていかれた世界で
茅蜩の音遠く鳴る esがまた咎められて姿を変える
放課後図書館集合ね 出来合いの思想に寄りかかる モーガン
1人で何処でも行けるけど 独りじゃ何処にも行きたくないし
患う前の毎日よりも幸せだったと 逃げる背に投げた
曖昧に透過した人生の美も 散々に見えてしまうのなら
ねぇ 綻び不甲斐なくて安物しか買えないし
終りの前に栞を挟む これ以上読むつもりも無いのに
幽玄(ゆうげん)に灯火した人生の灯も 簡単に消えてしまうのなら
ねぇ 本当に言葉だけしかくれないの?
お門違いな涙を流す 僕だけが置いていかれた未来で
簡単だって笑えないよ
明日の約束に指は切れないし
鼻腔が告げた最後の貴方を 抱きしめて落ちる九十九の夜
真生活
ねえ ねえ 話をしてよ
夢の中 触れたまま make me want to cry
有り触れた 幸せの意味 なんて 分かんないままだ
朧げな夜に 一滴の血を流す
理由もなく餓える 私
明日になれば全部 泡沫にチェンジ
おやすみを唱えた
都合良い プロット 書き殴って
バスタブ モルヒネを1000cc
蝶に謳う絵空事 「後で会おう」なんて馬鹿みたい
ねえ ねえ 話をしてよ
夢の中 触れたまま make me want to cry
有り触れた 幸せの意味など 思い出せない
ねえ ねえ 目を合わせてよ
雨の中 濡れた肩 二人だけのspeceで
虚ろだって分かってるから 朝が来るまで待っててください
綻びた日々 濁った祈りを残す
果てもなく流れる痛み
確かめてよ 全部 裏腹なセンチ
微睡みに預けた
クロージング スロット 合い違えて
華やぐシナリオは幽玄に
宙に浮かぶ独り言
もう大丈夫なんて馬鹿みたい
最低な私に相応しいディナー 病的なまでに美学を詠って
蕩けた脳に問いかけた愛 もう会えないなんて言わないで
ねえ ねえ 私を見てよ
明日また探すから
Please rough with the lie
有り触れた 幸せの意味など
もう見出せないよ
ねえ ねえ 手を合わせてよ
青い傘 揺れた花 二人だけのspeceで
虚ろだって 分かってるから
夜が明けるまで此処に居させて
花冷え
あたし馬鹿だから 言霊 吐き出しては
勿体無い 勿体無い
忍ばせてた 勾玉 放り出した
ソメイヨシノ 汚した リバー
苦い節が彷徨う 口付け
拾いきれない花弁に寄り添う がしゃ髑髏
仰ぐ霧島に酔ってる
今にも泣き出しそうね ピーター
壊れたラジオをさらに殴る
更地になった気持ちと遊園地
真夜中深く肝を冷やす
得意げに笑う私を見て 困って頬を掻く 逃げる眼差し
末代までの秘密もね 今なら話せる気がしたんだ
馬鹿だから 言霊 吐き出しては まだ足りない まだ足りない
噛み潰した 苦虫 飲み込んだ
ソメイヨシノ 映した リバー
御台堵した 流離う 遊漬け
黒い 猩々を乗せて笑え ベロニカ
そうだった 夢の中じゃ
愛残す事すら 覚束無くて
不幸だって 追い越せたら
涙も此処でお役御免ね
今日やっと 辿り着いた
花の冷える夜に 小指契った
半分嘘でもいいから
あの日の裏話一節 聞かせて
あたし馬鹿だから
言霊 吐き出しては 勿体無い 勿体無い
忍ばせてた 勾玉 放り出した
ソメイヨシノ 汚した リバー
苦い節が 彷徨う 口付け
拾いきれない花弁に寄り添う がしゃ髑髏
仰ぐ霧島に酔ってる
bremen
気が付けば怠惰を雨晒し 無印の命には冷たかった
折り鶴を重ねて延命したとて 終わりの根は消えぬ 月光花
薙いだあの手を思えば 君の罪など精々 小鉢の過ち
鈍い反応ね 聞こえ無い振りがお得意ね
唯 強がって 余りある富に縋っていた
「まだ 寄り添ってんの?」
斜に構えた 青い礼
いつかは分かるからって嘯いた
甘い器楽の音
泣かないで ブレーメン
怖くもないのに張り上げたスクリーム
止まらないで ブレーメン
答え等無いのに
濃霧の中で 足掻き這い善がる 価値を探していた
後世に伝えたお伽に問うては
綺麗に纏まる グリムの余談
「大切なものは心だよ」君は相変わらず美しいな
聖母の涙も泥水に見えた 僕は無事汚れてしまったようだ
何だか嬉しいな 何だか悲しいな
唯 苛立って 形有る正義に縋っていた
「まだ 譲れないの?」
裁ち落とした 緩い値
いつかはバレるからって嘯いた 荒い美学の芽
愛さないで ブレーメン
弱くもないのに張り上げたスクリーム
汚さないで ブレーメン
幼くもないのに オーブを割いて
踠き乞い願う 意味を求めていた
ずっと このままじゃいられないから
僕は早く伝えたくて 自分の言葉で伝えたくて
もう このままじゃ救えないから
心まで堵して無様を晒してそれでも
いつか 笑い飛ばして欲しいんだ
泣かないで ブレーメン
怖くもないのに 張り上げたスクリーム
止まらないで ブレーメン
答え等無いのに
濃霧の中で 足掻き這い善がる価値を探していた